EUは鉄鋼貿易制限をどう強化するのか
1. EUは鉄鋼の貿易制限を厳格化し、輸入割当量を減らす。
2. トランプ政権の関税措置に対抗し、安価な鉄鋼流入を防ぐ。
3. 新たな措置は2025年9月末までに策定予定。
欧州連合(EU)は、鉄鋼の貿易制限措置を厳格化し、輸入割当量を減らすことで流入量を15%程度抑える方針を示しました。これは、トランプ米政権が鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課したことに対抗し、安価な鉄鋼製品が欧州市場に流入するのを防ぐためです。
EUは、2026年6月末に期限を迎える現行のセーフガードに代わる新たな措置を2025年9月末までに策定する予定で、アルミニウム生産者とも協議を進めています。
セジュルネ副委員長は、EUが産業を守るために厳格な措置を講じる必要があると強調しました。