台湾の政務顧問に岩崎元統幕長が就任、その背景とは？

1. 岩崎茂氏が台湾の政務顧問に就任。
2. 中国は岩崎氏の就任に反発。
3. 台湾は日本との安全保障強化を狙う。

元統合幕僚長の岩崎茂氏が台湾の行政院政務顧問に就任しました。自衛隊幹部経験者が台湾側の役職に就くのは異例であり、中国側はこれに反発しています。岩崎氏は3月に政務顧問に就任し、任期は1年間です。

政務顧問は非常勤で無報酬であり、政策課題について提言を行います。岩崎氏は航空幕僚長を経て、統合幕僚長を務め、退任後は防衛大臣政策参与を務めました。台湾側は岩崎氏を通じて日本との安全保障分野での関係強化を目指しているとみられます。

一方、中国外務省は台湾問題を内政問題とし、干渉を許さないと述べています。日本政府は岩崎氏の活動についてコメントを控えています。