中国が台湾問題で日本をけん制、その背景に迫る。

中国が台湾問題で日本をけん制、その背景に迫る。

※記事の画像はイメージです

中国と日本の関係改善は可能か
1. 中国は日本との関係改善に前向き。2. 歴史認識と台湾問題で譲らない姿勢。3. 台湾問題で日本に圧力をかける。

中国の習近平政権は、石破茂政権発足後、日本との関係改善に前向きな姿勢を示していますが、歴史認識や台湾問題では譲らない姿勢を崩していません。

今年は中国にとって「抗日戦争勝利80周年」にあたり、歴史と台湾を絡めて日本へのけん制を続けるとみられます。中国の王毅外相は訪日中、歴史と台湾問題に繰り返し言及し、過去の軍国主義への反省と「一つの中国」の原則を日本側に訴えました。

習政権は台湾統一を悲願としており、日本が台湾に接近することに神経をとがらせています。日本側の出方を見極めながら、関係改善を進める意向です。
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