75歳以上のATM利用に30万円の上限設定が検討中!その背景とは?

75歳以上のATM利用に30万円の上限設定が検討中!その背景とは?

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高齢者のATM利用制限は詐欺防止に効果があるのか
1. 警察庁は75歳以上のATM利用限度額を30万円に制限検討。
2. 特殊詐欺被害が急増し、昨年は過去最悪の約721億円。
3. 大阪府議会は70歳以上の振り込み限度額を10万円に義務化。

警察庁は、特殊詐欺被害の急増を受け、75歳以上の高齢者によるATMの1日あたりの利用限度額を30万円に制限する方向で検討しています。これは、犯罪収益移転防止法の関連規則の改正に向けたもので、全国銀行協会などと調整を進めています。

昨年の特殊詐欺被害は前年比1.6倍の約721億円に達し、特に高齢者が狙われています。政府は高齢者のATM利用制限や金融機関による口座のモニタリング強化を推進する方針を示していますが、金融機関側からは窓口業務の負担増を懸念する声もあります。

大阪府議会では、70歳以上の振り込み限度額を10万円以下にする条例改正案が可決され、通話禁止の義務化も全国で初めて導入されました。
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