同性婚訴訟で5つの高裁が「違憲」と判断、社会に波紋。

同性婚訴訟で5つの高裁が「違憲」と判断、社会に波紋。

※記事の画像はイメージです

同性婚の合理性はどこにあるのか
1. 大阪高裁は同性婚を憲法違反と判断した。
2. 国家賠償の請求は棄却された。
3. 同性婚の合理性が問われている。

大阪高裁は、結婚を異性間に限る民法と戸籍法の規定が憲法に違反するとして、同性カップル3組が国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、違憲と判断しました。しかし、国家賠償の請求は棄却されました。

この訴訟は全国5地裁で計6件起こされており、これまでに大阪地裁だけが合憲としていましたが、二審でもほか4高裁はすべて違憲とし、大阪高裁の判断が注目されていました。

地裁は異性婚に限ることには合理性があるとし、ただちに違憲とはいえないとしましたが、原告側はこの解釈を批判し、同性婚を認めることで幸せになる人が増えると訴えました。
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