ガザで異例の反ハマスデモが連日続く、その背景とは?

ガザで異例の反ハマスデモが連日続く、その背景とは?

※記事の画像はイメージです

ガザの住民はハマスにどれほど不満を抱いているのか
1. ガザでハマス批判のデモが発生。
2. イスラエルの攻撃で人道状況が悪化。
3. ガザ住民のハマス支持率は35%。

26日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスを批判するデモが行われた。数千人が参加し、戦闘終結を求める声が上がった。イスラエルメディアによれば、ガザを実効支配するハマスに反対するデモは異例であり、住民の不満が高まっていることを示している。

デモはガザ市やベイトラヒヤで発生し、25日にも数百人規模のデモが行われた。参加者は「ハマスはわれわれの代表ではない」と訴え、イスラエルのネタニヤフ首相に対しても批判の声を上げた。しかし、ガザ住民がどの程度ハマスに不満を抱いているかを測るのは難しい。昨年の世論調査では、ガザ住民の35%がハマスを支持しているとされる。

ネタニヤフ首相は、デモを受けて「ハマスが破壊をもたらすと理解する住民が増えている」と述べた。一方、イスラエルのガザ攻撃は続き、人道状況は悪化している。国連によれば、過去1週間で14万2000人の避難民が発生し、避難場所は縮小し続けている。
コピー