ムツゴロウが絶滅危惧種に!その驚くべき現状とは?

ムツゴロウが絶滅危惧種に!その驚くべき現状とは?

※記事の画像はイメージです

ムツゴロウの未来はどうなるのか
1. ムツゴロウが絶滅危惧種に指定された。
2. 干潟の消失と乱獲で数が減少している。
3. IUCNの絶滅危惧種で3番目に危険度が高い。

国際自然保護連合(IUCN)は、世界の絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表し、九州の有明海に生息するムツゴロウが新たに絶滅危惧種と評価されました。沿岸の開発や干拓による干潟の消失、乱獲が原因で、15年前と比べて少なくとも30%減少したとされています。

ムツゴロウは水陸両生のハゼ科の魚で、えらと皮膚の両方で呼吸できる特性を持ちます。日本から東南アジアまで広く分布していますが、中国や台湾、韓国でも開発や漁業の影響で絶滅リスクが高まっています。

IUCNの絶滅危惧種の分類では、上から3番目に危険度が高いと位置付けられ、日本の環境省も「絶滅危惧IB類」に分類しています。かつて国内最大級の生息地だった諫早湾では、干拓で干潟が消失し、絶滅したと考えられています。
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