車いすの中3生に「入学しない」との確約を求める事態が発生。

車いすの中3生に「入学しない」との確約を求める事態が発生。

※記事の画像はイメージです

障害を理由に入学を断られるのは正当か
1. 障害を理由に私立高入学を断られた生徒が受験。
2. 中学校長が合格しても入学しない確約を求めた。
3. 文科省は不当な差別とし、保護者は不満を抱く。

香川県の公立中学3年生の男子生徒が、障害を理由に私立高校への入学を断られた。生徒は腕試しとして受験を希望したが、中学校長から「合格しても入学しない」との確約を求められた。

生徒と保護者はこの条件を受け入れ、1月に受験し合格通知を受け取ったが、その後公立高校に合格した。文部科学省は、障害者差別解消法に基づき、障害者にのみ条件を付けることは不当な差別と指摘している。

保護者は、私立高校と直接対話する機会がなく、中学校長の求めに応じざるを得なかったことに不満を抱いている。中学校長は、私立高校に受験を認めてもらうための措置だったと説明している。
コピー