ウォーレン・バフェット氏の発言、本当に彼のものなのか
1. バフェット氏の偽発言がSNSで拡散。
2. バークシャーは偽情報と声明。
3. トランプ氏の関税計画で市場混乱。
著名投資家ウォーレン・バフェット氏の発言とされる投稿が、X(旧ツイッター)やTikTok、フェイスブックなどのソーシャルメディアで拡散されていますが、これらは全て偽物であると、バフェット氏の投資・保険会社であるバークシャー・ハサウェイが声明を出しました。
バークシャーは投稿の具体的な内容には言及しませんでしたが、インスタグラムではバフェット氏がトランプ米大統領の経済政策を絶賛しているとの動画が拡散されています。この動画は3月13日に投稿されましたが、トランプ氏が今週に関税計画を発表した後に広く拡散されました。トランプ大統領も自身のソーシャルメディアでこの動画を共有しました。
トランプ氏が大規模な相互関税を発表して以降、世界の金融市場は大混乱に陥り、米株式市場ではS&P500種株価指数の急落で、わずか1日に約2兆ドル(約294兆円)の時価総額が吹き飛びました。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、貿易戦争が及ぼす経済への打撃は予想されていたより大きくなるだろうとの見方を示し、物価上昇と景気減速を含む潜在的影響を挙げました。これを受けて金融市場ではさらに売りが加速しました。
ソーシャルメディアではバフェット氏が頻繁にうわさの標的にされ、特定の投資商品や政治家を支持するといった偽の投稿が見受けられます。バフェット氏本人は昨年、自身の考えについて「虚偽の主張が多数」あるとして、いかなる政治候補も支持しないと述べました。