東京株式市場で一時3万1000円を下回る動きが注目されています。

東京株式市場で一時3万1000円を下回る動きが注目されています。

※記事の画像はイメージです

日経平均株価の急落、貿易戦争の影響は
1. 日経平均株価が一時2900円超下落し、3万1000円台を割り込む。
2. 米国の一律関税発動で貿易戦争懸念が広がる。
3. 市場の動揺が続き、サーキットブレーカーが発動される。

2025年4月7日、東京株式市場で日経平均株価が急落し、一時2900円を超える下げ幅を記録しました。株価は3万1000円台を割り込み、2023年10月以来の安値となりました。この背景には、トランプ米政権が日本を含むすべての貿易相手国に対して10%の一律関税を発動したことがあります。

さらに、9日には最大50%の相互関税も予定されており、中国が報復措置を表明するなど、貿易戦争の拡大懸念が広がっています。これにより、4日のニューヨーク株式市場でも大幅な下落が見られ、世界同時株安の様相を呈しています。

東京市場でも全面安の展開が続き、日経平均株価の下げ幅は一時2900円を超えました。市場の動揺はしばらく続くと予測され、大阪取引所では日経平均先物の下げ幅が制限値の下限まで拡大したため、取引を一時中断するサーキットブレーカーが発動されました。

野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジストは、米国の関税措置の影響で今後の経済は予測しづらく、マーケットはしばらく落ち着かない状況が続くと予測しています。
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