コメ価格の高止まり、消費者はどう動くのか
1. コメ価格が高止まりし、消費離れを懸念。
2. 政府備蓄米の放出で価格安定を期待。
3. 生産コスト増加で価格転嫁の必要性を指摘。
全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は、コメの価格が高止まりしている現状について懸念を示しました。高止まりが続くと消費者が離れる可能性があるとし、政府が備蓄米を放出することで価格が落ち着くことを期待しています。
政府は夏までに計4回の備蓄米放出を予定しており、JAグループも入札に参加しています。山野氏は、国産米の消費を促進し、円滑な流通を目指す意向を示しました。
また、コメ生産に必要な肥料や燃料の価格が高騰していることにも触れ、持続可能な生産のためにはコスト増加を販売価格に反映させる必要があると指摘しました。消費者と生産者の双方にとって適切な価格設定が求められています。