習近平主席の東南アジア訪問は何を意味するのか
1. 習近平主席が東南アジア3カ国を訪問予定。
2. 米国の関税圧力に対抗し、周辺国と連携強化。
3. ASEANとの関係強化を目指す。
中国の習近平国家主席は、14日からベトナム、マレーシア、カンボジアの東南アジア3カ国を訪問する予定です。中国は、トランプ米政権との間で追加関税の応酬が激化しており、同様に米国の関税圧力にさらされている周辺国との連携を強化する考えです。
習氏は、ベトナムを14、15日に訪れ、15~18日にマレーシアとカンボジアを訪問します。特にマレーシアは今年のASEAN議長国であり、訪問を通じてASEANとの関係強化も進めると見られています。
習指導部は、北京で「中央周辺工作会議」を開催し、周辺国との戦略的相互信頼を強固にする方針を示しました。米国には直接触れていませんが、対米を意識し、ASEAN諸国など周辺国との連携を進める意図があると考えられます。