医薬品関税が供給網に影響、J&Jが警鐘を鳴らす。

医薬品関税が供給網に影響、J&Jが警鐘を鳴らす。

※記事の画像はイメージです

トランプ政権の関税計画は医薬品供給にどう影響するのか
1. J&JのCEOは医薬品関税が供給網を混乱させると警告。
2. 税制優遇措置が米国内生産強化に効果的と主張。
3. J&Jの売上高見通しが上方修正され、新製品が貢献。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のCEO、ホアキン・デュアト氏は、トランプ政権が計画する医薬品関税がサプライチェーンを混乱させる可能性があると警告しました。彼は、米国内での医薬品と医療機器の生産を強化するためには、関税よりも税制優遇措置が効果的であると訴えています。

また、J&Jは2025年の売上高見通しを上方修正し、新たな製品群がその成長に寄与するとしています。特に、統合失調症や双極性うつ病の治療薬「カプリタ」や抗うつ薬「スプラバト」が注目されています。

第1四半期の売上高と利益はアナリスト予想を上回り、医薬品部門が好調でしたが、医療機器部門は予想に届きませんでした。
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