日産の取締役人事、ルノーの影響力はどう変わるのか
1. 日産は取締役人事案を発表し、ルノーの影響力が低下。
2. ルノーの取締役が退任し、新任取締役が指名された。
3. 日産の経営メンバーも変更され、新体制が始動。
日産自動車は6月の定時株主総会に向けて取締役人事案を発表しました。筆頭株主であるルノーのジャンドミニク・スナール会長とピエール・フルーリォ筆頭独立社外取締役が退任し、ルノーの経営陣を兼務する取締役がいなくなります。これにより、日産に対するルノーの影響力は低下する見込みです。
ルノーは退任する2人に代わる新任取締役として、ヴァレリー・ランドン氏とティモシー・ライアン氏を指名しました。また、日産の経営メンバーも変更され、内田誠前社長と坂本秀行前副社長が退任し、イバン・エスピノーサ社長と赤石永一執行役チーフテクノロジーオフィサーが新たに就任します。