ローマ教皇が逝去、貧者の教会を掲げたその生涯とは?

ローマ教皇が逝去、貧者の教会を掲げたその生涯とは?

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フランシスコ教皇の遺産とは何か
1. フランシスコ教皇が88歳で死去し、教皇庁が発表。
2. 中南米出身初の教皇で、貧者の教会を掲げた。
3. 核廃絶や気候変動問題に積極的に取り組んだ。

フランシスコ・ローマ教皇が88歳で死去しました。彼は2013年から2025年までの約12年間、カトリック教会のトップとして在位し、中南米出身初の教皇として知られています。彼は「貧者の教会」を掲げ、弱者に寄り添う姿勢を示しました。

2019年には38年ぶりに来日し、長崎と広島を訪れ、核廃絶を訴えました。教皇庁は彼の死を悼み、彼が最も貧しい人々を助けることを重視したと述べています。

彼はまた、米国とキューバの関係改善を仲介し、シリア内戦では信徒の安全を優先する外交を展開しました。気候変動問題にも積極的に取り組み、パリ協定の採択を後押ししました。中国との関係改善にも努め、司教の任命方法で歴史的な和解を果たしました。

彼の飾らない人柄は一般信徒から絶大な人気を博しましたが、聖職者には厳しい態度で臨みました。
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