事実婚を選ぶ理由は何か
1. 事実婚を選ぶ理由は改姓を望まないが最多。
2. 選択的夫婦別姓導入で20代の法律婚意向が増加。
3. 調査は全国の20~59歳を対象に実施された。
選択的夫婦別姓の実現を目指す団体「あすには」は、事実婚に関する意識調査を公表しました。調査によると、事実婚を選んだ理由として「自分や相手の改姓を望まない」が最も多く、特に20代では約4割がこの理由を挙げています。
また、選択的夫婦別姓が導入された場合、20代の約6割が法律婚を選ぶと回答しており、夫婦同姓の義務付けが法律婚のハードルとなっていることが明らかになりました。
この調査は、慶応大の阪井裕一郎准教授と「あすには」が共同で、全国の20~59歳の男女1600人を対象にインターネットで実施したものです。
事実婚を選ぶ理由としては「改姓を望まない」が29.8%で最多でしたが、選択的夫婦別姓の法制化後の対応については、法律婚をしないとする人が50.9%、するとする人が49.1%と意見が分かれました。