万博会場への「車&バス」利用が予想外の低調、その理由とは?

万博会場への「車&バス」利用が予想外の低調、その理由とは?

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大阪・関西万博のP&R利用、なぜ低調なのか
1. 大阪・関西万博のP&R利用が低調である。

大阪・関西万博の主要交通手段であるパーク・アンド・ライド(P&R)の利用が低調であることが問題となっています。自家用車を専用駐車場に止め、シャトルバスに乗り換える方式ですが、周知不足が原因で利用が伸び悩んでいます。

特に、会期後半に来場者が急増することが予想される中で、P&Rの利用が増えなければ、鉄道にしわ寄せが及び、駅や車内が混雑する懸念があります。万博会場の人工島・夢洲の隣にある舞洲の専用駐車場は、最大6千台超の自家用車が駐車可能ですが、開幕直後の平日は1割も埋まっていなかったとされています。

P&R用駐車場は舞洲、堺市、兵庫県尼崎市の3カ所に設置されており、いずれも事前予約制ですが、予約状況は連日「空きあり」の表示が続いています。万博協会は、1日22万7千人の来場を想定しており、P&Rの利用が低調なままだと、予約不要な中央線に乗客が集中する可能性があると危惧しています。
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