次期戦闘機の愛称に「烈風」を選ぶ理由とは
1. 日本、英国、イタリアが次期戦闘機を共同開発。
2. 防衛省が戦闘機名「烈風」を愛称に検討中。
3. 旧軍機名使用に批判もあり、法的根拠はない。
日本、英国、イタリアの3カ国は、2035年までの配備開始を目指して航空自衛隊の次期戦闘機を共同開発しています。防衛省は、この戦闘機の愛称として旧海軍の戦闘機名「烈風」を使用する方向で検討していますが、これは秘密裏に進められている計画です。
旧軍機名を愛称に使う法的根拠はなく、防衛省内では「軍国主義を連想させる」との批判もあります。防衛省は自衛隊の航空機の名称に関して内部規則を設けており、戦闘機は「F」、輸送機は「C」などと英語表記の頭文字を取って命名しています。
次期戦闘機の名称は「F3」となっており、愛称として「烈風」を付け加え「F3烈風」と呼称することを検討しています。烈風は太平洋戦争中に旧海軍の零式艦上戦闘機の後継機として計画されましたが、製造されずに終戦を迎えた「幻の戦闘機」です。