首相の東南アジア訪問、その成果と今後の課題とは?

首相の東南アジア訪問、その成果と今後の課題とは?

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石破首相の外交戦略はどこへ向かうのか
1. 石破首相はフィリピンで安全保障強化を確認。
2. 中国を念頭に海洋進出への対応を協議。
3. 国内外での課題が山積し、外交戦略に批判も。

石破首相はフィリピンを訪問し、マルコス大統領と安全保障関係の強化で一致しました。東シナ海や南シナ海での力による現状変更に反対し、法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現を目指すと述べました。

フィリピンやベトナムとの防衛協力を強化し、中国の海洋進出を念頭に関係を深めました。また、トランプ関税をめぐる協議で自由貿易体制の重要性を確認しました。

しかし、東南アジア以外の国々、特に中国やウクライナ情勢で緊迫するヨーロッパ諸国への訪問は実現していません。政府与党内からは、石破外交の全体像や戦略が見えないとの批判もあります。

国内では減税を求める声が高まり、経済対策や選挙が控えており、石破首相は外交と内政の両面で難しいかじ取りが求められています。
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