ガザで栄養失調に苦しむ子供たち、今年だけで9千人に。

1. ガザで9千人以上の子どもが栄養失調で入院。
2. 食料支援停止で人道危機が悪化。
3. イスラエル軍の攻撃でガザ側死者5万2400人以上。

パレスチナ自治区ガザでは、食料支援が停止されてから2カ月が経過し、深刻な人道危機が続いています。国連児童基金（ユニセフ）は、今年に入ってから9千人以上の子どもが急性栄養失調で入院したと発表しました。さらに、数百人の子どもが栄養失調の治療を受けられず、75％以上の世帯が飲料水不足に直面しています。

下痢も5歳未満の子どもを中心にまん延しており、ユニセフのラッセル事務局長は、支援物資の不足が子どもたちの命を脅かしていると警告しています。

イスラエル軍はガザへの攻撃を続けており、10月の戦闘開始以降、ガザ側の死者は5万2400人以上に達しています。中部ブレイジ難民キャンプや北部ジャバリヤでの空爆により、子どもを含む9人が死亡しました。