年金制度改革法案、106万円の壁はどうなる
1. 政府は年金制度改革法案を閣議決定した。
2. 106万円の壁を廃止し、年金額を手厚くする。
3. 基礎年金の底上げは見送られた。
政府は16日、年金制度改革法案を閣議決定し、国会に提出する方針を示しました。この法案では、パートなどの厚生年金加入拡大を柱とし、加入の年収要件である「106万円の壁」を廃止することで、将来受け取る年金額を手厚くすることを目指しています。
しかし、基礎年金の底上げは見送られました。法案は重要広範議案に指定され、与野党の質疑が予定されていますが、提出が遅れたため、今国会での成立は不透明です。
基礎年金底上げは、就職氷河期世代の低年金対策として期待されていましたが、自民党内の反対により見送られました。