日産の戦略転換は成功するのか
1. 日産がNV200バネットの生産終了を検討中。
2. 湘南工場の閉鎖案が浮上している。
3. 高額車種に経営資源を集中する方針。
日産自動車は、子会社である日産車体の湘南工場で生産している商用車「NV200バネット」の生産終了を検討しています。販売が伸び悩んでいるため、他の工場に生産を移管せず、車種を減らしてコストを削減する方針です。
湘南工場の人員は、日産車体九州に配置転換し、中東で人気の大型SUV「パトロール」や2026年度に発売予定の新型「エルグランド」の生産に充てる案が検討されています。
NV200バネットは比較的低価格帯の製品であり、日産のイバン・エスピノーサ社長は、利幅の大きい高額車種に注力して収益を改善する考えです。
湘南工場ではNV200バネットと商用車「AD」を製造しており、ADは11月に生産終了が決まっています。