障害年金の再判定が密かに進行中、その背景とは?

障害年金の再判定が密かに進行中、その背景とは?

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日本年金機構の再判定、何が起きているのか
1. 日本年金機構が不支給判定を再検証。異例の措置。
2. 機構は再判定を否定するが、内部文書で確認。
3. 不支給増加を受け、再判定の必要性を認識。

日本年金機構が2024年度に不支給とされた障害年金の判定を、内部でひそかにやり直していたことが明らかになりました。通常、再判定は行われないため、これは異例の措置です。年金機構は再判定の事実を否定していますが、共同通信は再判定を示す内部文書を確認しました。職員からは機構の回答が虚偽であるとの声も上がっています。

共同通信は3月に行った調査で、不支給判定が2024年に急増した可能性を指摘していました。これを受け、障害年金センター長は4月上旬に不支給のうち千数百件について判定をやり直す方針を表明し、部署ごとに一定数を抽出して再判定を行いました。

センター長は再判定の方針を否定しつつも、不支給が増えたことを認識し、検証・分析の必要性を認めています。
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