小泉進次郎の農政改革は成功するのか
1. 小泉進次郎農水相が農政改革に着手。
2. 米価高騰抑制のため備蓄米放出方式を変更。
3. 減反政策を廃止し、持続可能な米作を目指す。
小泉進次郎農林水産相は、米価高騰を抑制するため、備蓄米の放出方式を競争入札から随意契約に変更し、農政の転換を図ろうとしている。これにより、事実上の生産調整(減反)を排し、持続可能な米作の実現を目指す方針だ。しかし、農業協同組合(JA)などの反発も予想される。
石破茂首相はコメ価格を5キロ3000円台に下げると表明し、小泉氏も備蓄米を5キロ2000円程度で流通させる意向を示した。政府は減反政策廃止後も転作する農家への補助金を通じて事実上の減反を続けてきたが、猛暑や訪日客の消費増で「令和の米騒動」が発生。
小泉氏は消費者と生産者が納得できる価格の一致点を見いだす構えだが、JAとの対立も予想される。