袴田事件の再審、なぜ検察は控訴を断念したのか
1. 袴田巖さんの無罪が確定しました。
2. 検察は控訴しないと発表しました。
3. 再審請求手続きの長期化を検証します。
1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定していた袴田巖さんの再審で無罪が言い渡されました。検察は控訴しないと発表し、無罪判決が確定します。
事件は袴田さんが無罪を主張し続け、2014年に再審請求が認められ釈放されました。再審では弁護側が証拠の捏造を主張し、静岡地裁が無罪を言い渡しました。
最高検は控訴しない理由として、長期間の法的地位の不安定さを考慮し、検察としても申し訳なく思っていると謝罪しました。再審請求手続きの長期化についても検証を行うとしています。