臨時国会で政治改革は進展するのか
1. 臨時国会で補正予算案や政治改革が議論される。
2. 自民党は企業献金禁止に慎重、野党は攻勢。
3. 年収103万円の壁引き上げ協議は難航中。
きょう、臨時国会が召集され、今年度の補正予算案や政治改革をめぐる与野党の議論が行われます。与党が議席の過半数を割り込む中、石破総理は「丁寧に国会運営をしていきたい」と述べました。
政治改革では、自民党が慎重な姿勢を示す企業・団体献金の禁止が焦点となっています。立憲民主党などは禁止に向けた野党案の作成を目指し、攻勢を強めていますが、国民民主党はその議論に参加せず、野党内の足並みの乱れが目立ちます。
少数与党の中で法案を成立させたい自公と、結束して政権に対峙したい立憲民主党の攻防が続く中、国民民主党の存在感が高まっています。また、年収「103万円の壁」の引き上げをめぐる与党と国民民主党の協議は、具体論に踏み込めず難航しています。