年収の壁引き上げを巡る自公国の協議が続行中！その行方は？

1. 自民、公明、国民民主の3党幹事長が会談。
2. 所得税の「103万円の壁」を178万円に引き上げる協議。
3. 与党は非課税枠を123万円に引き上げる案を提示。

自民党、公明党、国民民主党の3党幹事長が20日に国会で会談し、所得税の「103万円の壁」を巡る協議を継続することを確認しました。3党は「178万円を目指して、来年から引き上げる」との合意に基づき、協議を続けることを文書で確認しました。24日には3党の政調会長と税制調査会長が協議を行う予定です。

会談には自民党の森山裕、公明党の西田実仁、国民民主党の榛葉賀津也が出席しました。榛葉氏は会談後、記者団に対し「幹事長間でも連携を取り合いながら、178万円に近づける形で落としどころを示せるように頑張りたい」と述べました。

また、石破茂首相は参院本会議で、3党協議について「引き続き真摯に協議していく方針と承知している。誠実に協議が進められることを期待する」と答弁しました。

与党は非課税枠を123万円に引き上げる案を提示しましたが、国民民主党は要求額に達していないとして交渉決裂も辞さない姿勢を示していました。20日に決定された与党税制改正大綱には、123万円への引き上げと3党合意の内容が盛り込まれています。