首相、核禁止条約への参加を見送り。背景に何が？

1. 石破首相は核兵器禁止条約の会議への参加を見送る方向。
2. 日本の安全保障環境を考慮し、米国の核の傘を重視。
3. オブザーバー参加は米国の信頼低下を招くリスクがある。

石破首相は、核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加を見送る方向で調整を進めています。

日本の安全保障環境が厳しさを増す中、米国の「核の傘」を柱とする抑止力の重要性を考慮し、現実的な対応が求められると判断しました。

核兵器禁止条約には核保有国が参加しておらず、非締約国のオブザーバー参加は公明党や被爆者団体から要請されていましたが、参加は米国からの信頼低下を招くリスクがあるとされています。

首相はこれらの要素を勘案し、参加見送りが国益にかなうと結論づけました。