関税問題はどのように国際関係を揺るがすのか
1. トランプ大統領とシェインバウム大統領が関税延期で合意。
2. カナダとメキシコが報復関税を準備、貿易戦争が激化。
3. 米国が麻薬問題対策で国境管理強化を合意。
メキシコのシェインバウム大統領は、トランプ米大統領と協議し、米国による関税の発動を1カ月延期することで合意しました。関税発動が迫る中、カナダは報復関税を表明し、メキシコも対抗措置を準備しており、貿易戦争の瀬戸際で攻防が激化しています。
この影響で、世界経済への打撃が懸念され、東京株式市場の日経平均株価は大幅に下落しました。一方、トランプ氏はカナダのトルドー首相とも関税について話し合いを行い、今後も協議を続ける意向を示しています。
シェインバウム氏は、米国が問題視する麻薬問題に対処するため、国境管理を強化することでトランプ氏と合意したと発表しました。トランプ氏の大統領令は、合成麻薬「フェンタニル」や不法移民の流入に対する責任を中国を含む3カ国に求め、カナダとメキシコからの輸入品に25%、中国には10%の追加関税を課す内容です。