日本の山火事、なぜ減少しないのか
1. 日本の山火事は年間約1300件発生している。
2. 出火原因の多くは人が関係するたき火や野焼き。
3. 2023年の山火事は1299件、3月が最も多い。
日本の国土の約7割は森林で、山火事は年間約1300件発生しています。焼損面積は約700ヘクタール、損害額は約2億4千万円に上り、特に冬から春にかけての発生が多いです。
出火原因の多くは人が関係するもので、たき火や野焼きが主な原因です。1947年以降、山林火災の件数は減少傾向にありますが、2023年も1299件発生し、8人が死亡しました。焼失面積は844ヘクタールで、損失額は1億2519万円に達しました。
月別では3月が最も多く、次いで4月、2月の順です。最近10年で最も大規模な火災は2017年に岩手県釜石市で発生し、413ヘクタールを焼きましたが、けが人や住宅への被害はありませんでした。