中国の国防費が7.2%増加、全人代での発表に注目集まる。

中国の国防費が7.2%増加、全人代での発表に注目集まる。

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中国の経済と国防、どのように進化するのか
1. 中国全人代が北京で開幕し、李強首相が報告。
2. GDP成長率目標を5.0%に設定し、内需拡大を図る。
3. 国防費を前年比7.2%増で軍拡を推進する姿勢。

中国の第14期全国人民代表大会が北京で開幕し、李強首相が政府活動報告を行いました。2025年のGDP成長率目標は24年と同じ5.0%前後に設定され、習近平指導部は米国との貿易摩擦に対処するため、金融緩和と積極財政で内需拡大を図る方針を示しました。

また、25年の予算案には前年比7.2%増となる1兆7846億元の国防費が計上され、軍拡を推進する姿勢が示されています。

活動報告では、景気刺激策として預金準備率や政策金利の引き下げが明記され、財政赤字率を前年の3.0%から4.0%前後に引き上げる方針も盛り込まれました。デフレ圧力を考慮し、25年の物価上昇率目標は2.0%前後に設定されました。
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