1票の格差訴訟、16件全てが「合憲」と判断された背景とは?

1票の格差訴訟、16件全てが「合憲」と判断された背景とは?

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一票の格差は本当に憲法違反ではないのか
1. 福岡高裁は一票の格差訴訟を合憲と判断。
2. 全国16件の同様の訴訟もすべて合憲判断。
3. 最大2.06倍の格差があるが、憲法違反ではないとされた。

福岡高裁は、昨年の衆議院選挙における「一票の格差」を是正せずに行われたことが憲法に違反するとして、選挙の無効を求めた弁護士グループの訴えを退け、合憲と判断しました。

この判決により、全国で起こされた16件の同様の訴訟はすべて合憲とされました。

2022年には選挙区の有権者数に応じて定数を「10増10減」する改正公職選挙法が施行されましたが、昨年の衆議院小選挙区では最大2.06倍の格差がありました。それでも、福岡高裁は憲法に違反しないと判断しました。
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