14年前の津波で消えた、あの映画の舞台が再び注目を集める!

14年前の津波で消えた、あの映画の舞台が再び注目を集める!

※記事の画像はイメージです

映画の聖地は津波にどう影響されたのか
1. 映画の聖地だった釣具店が津波で被災。
2. 嶋田さんは津波で家を失い、高台に移住。
3. 震災後、店の再開を断念し新生活を開始。

千葉県旭市にあった釣具店「しまだ」は、映画監督岩井俊二の作品「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の撮影地として知られ、ファンにとっての聖地となっていました。しかし、2011年の東日本大震災で津波により建物が浸水し、取り壊されることになりました。

嶋田洋さんは、津波の被害を受けた映画関連の品々を大切に保管し続けています。震災当日、嶋田さんは自宅兼店舗の前で地震を経験し、津波の襲来を予感しましたが、最初の波は小さく、安心していました。しかし、午後5時過ぎに最大7.6メートルの第3波が押し寄せ、自宅は浸水しました。

嶋田さんと家族は2階に避難し、命を守りましたが、いとこ夫妻は津波で命を落としました。嶋田さんは被災後、家を修理して住み続けるか迷いましたが、家族の安全を考え、高台に新居を構えました。震災前から客足が減少していたため、店の再開も断念しました。
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