震災で9日間生き埋めに。奇跡の生還者が語る命の物語。

震災で9日間生き埋めに。奇跡の生還者が語る命の物語。

※記事の画像はイメージです

震災の記憶をどう次世代に伝えるか
1. 阿部任さんは震災遺構を案内し、防災活動に取り組む。
2. 震災の記憶を持たない世代への伝承が課題。
3. 南海トラフ地震の死者数を減らすための避難行動が重要。

阿部任さんは、東日本大震災から14年を迎える中、震災遺構となった母校の門脇小学校を訪れる修学旅行生に案内を行い、防災活動に取り組んでいます。

震災当時、彼は仙台市内の高校生で、石巻市の自宅で津波に遭遇しました。自宅から海までの距離を過信し、避難しなかった結果、津波に巻き込まれましたが、奇跡的に生還しました。

震災直後はメディアの注目に苦しみ、地元を離れましたが、大学での友人との交流を通じて心の整理がつき、地元に戻る決意をしました。

現在は「3・11メモリアルネットワーク」で働き、震災を知らない世代への伝承活動に力を入れています。特に、南海トラフ地震の予想死者数を減らすための避難行動の重要性を訴えています。

震災の記憶を持たない子どもたちに対し、未来の有事に備えるための教育が必要だと感じています。
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