日産、国内5つの完成車工場を維持!その背景とは?

日産、国内5つの完成車工場を維持!その背景とは?

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日産の経営再建、工場維持の決断は正しいのか
1. 日産は国内5工場を維持し、合理化策を進める。
2. 米中での販売不振により業績が悪化している。
3. 内田社長の退任を視野に新体制を協議中。

日産自動車は経営再建に向けた合理化策を進めており、国内にある5つの完成車工場を維持する方針を示しました。工場閉鎖は雇用に大きな影響を与えるため、生産ラインの統廃合で対応する予定です。この合理化策は、取締役会で新たな経営体制と共に協議され、近く発表される見通しです。

日産は米国や中国での販売不振により業績が悪化し、昨年11月には世界で9千人の人員削減と生産能力の2割縮小を柱とする合理化策を発表しました。今年2月にはタイを含む3工場の閉鎖方針を示しましたが、タイ以外の2拠点は明らかにしていません。

また、日産は新体制を協議しており、内田誠社長の退任も視野に入れています。後任にはジェレミー・パパン最高財務責任者(CFO)ら外国人幹部の名前が浮上していますが、内田体制を支えてきたこともあり慎重論も出ています。
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