朗希、まさかの三振ゼロ!球速低下の真相とは?

朗希、まさかの三振ゼロ!球速低下の真相とは?

※記事の画像はイメージです

佐々木朗希はメジャーでの試練をどう乗り越えるのか
1. 佐々木朗希がプロ入り初の中5日で先発し、5失点。
2. 平均球速が落ち、打者を圧倒できず、三振も奪えず。
3. 難しい環境での試合で、今後の課題が浮き彫りに。

佐々木朗希投手は、プロ入り初の中5日で先発し、4イニングで61球を投げましたが、5安打2四球1死球で自己ワーストの5失点を喫しました。勝利投手の権利まであとアウト3つの場面で降板し、2試合連続での勝利はなりませんでした。

敵地チェイスフィールドでの試合は、プロ入り初の1イニング2被弾を含むメジャーワーストの5失点KOとなり、5回を投げ切れずに打たれた結果よりも、「並の投手」になったことが今後の懸念を増幅させました。

平均球速は94.8マイル(152.5キロ)で、平均球速より1.3マイル落ち、最速は97.5マイル(156.9キロ)でしたが、打者を圧倒するような真っすぐはほぼなく、空振りはわずか4つで、そのうちスプリットは3つでした。1試合で一つも三振を奪えなかったことが課題です。

キャリア初の中5日の難しさもあり、東海岸の湿気の多いアトランタから乾燥地帯のアリゾナへの移動も影響しました。打球は飛び、ボールは滑るという難しい環境での試合でしたが、これが佐々木が憧れたメジャーリーグであり、タフでなければ生き残れません。

61球のうち、スプリットと真っすぐが50球で、カウント球も勝負球もこの2球種が主体でした。番記者の一人は「カットボールなどを覚えて幅を広げないと厳しい」と話しており、「世界一の投手」を目指す佐々木にとって、今季は覚悟と忍耐が問われる1年となります。
コピー