終戦80年、親族が奇跡の再会を果たす感動の物語。

終戦80年、親族が奇跡の再会を果たす感動の物語。

※記事の画像はイメージです

80年越しの対面は何を意味するのか
1. フィリピンに残された姉妹が80年越しに親族と対面。
2. 姉妹は無国籍で、日本国籍回復を求め続けた。
3. 残留2世の平均年齢は80歳を超え、時間が限られている。

太平洋戦争終結後、フィリピンに残された日本人の子供たちがいました。モリネ・エスペランサさんとリディアさんの姉妹は、戦争中に日本人の父と生き別れ、無国籍のままフィリピンで暮らしてきました。

戦後の反日感情の中で、日本人の子供であることを隠して生きてきた彼女たちは、日本国籍の回復を求めて支援団体に調査を依頼しました。10年の調査の末、彼女たちは日本の裁判所に認められ、国籍を回復しました。

そして、80年の時を経て、沖縄の親族と劇的な対面を果たしました。フィリピンにはまだ49人の残留2世が国籍回復を希望しており、彼らの平均年齢は80歳を超えています。
コピー